サウジ以外の減産に参加するOPEC10カ国の動向に注目

原油(WTI先物)反落。主要経済指標の弱含みなどで。63.67ドル/バレル近辺で推移。

金反落。主要株価指数の反発などで。1290.15ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)横ばい。9月限は11840元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。5月限は471.8元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで397.1ドル(前日0.4ドル拡大)、円建てで1427円(前日比8円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(4月15日 17時40分頃 先限)
4622円/g 白金 3195円/g 原油 47150円/kl
ゴム 192.9円/kg とうもろこし 23860円/t(5番限)

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「サウジ以外の減産に参加するOPEC10カ国の動向に注目」

先週、EIA、OPEC、IEAといった専門機関が揃って3月の原油生産量のデータを公表しました。

サウジの原油生産量が大きく減少したことについては、月初に海外主要メディアが報じたことと同じでした。

ベネズエラ、イラン、リビアの3カ国は減産に参加していませんので、減産順守率とは無関係です。

以下のグラフは、減産に参加するOPEC11カ国の合計からサウジの原油生産量を引いた、OPEC10カ国の原油生産量の合計を示したものです。

以前の「サウジの孤軍奮闘もここが限界か!?」で書いたとおり、サウジの原油生産量は、現在の協調減産がはじまった2017年1月以降の最低水準まで減少してきており、これ以上の減産は、目先の外貨獲得額の減少や、米国の更なるシェア向上を助けることに繋がるため、サウジとしてもこれ以上、減産幅を拡大させる訳にいかない、というのが本音であるとみられます。

一方、サウジを除く減産に参加する10カ国の原油生産量は、まだ高水準にあります。

原則、2018年10月を基準に減産が行われていますが、OPEC側はおおむね3%、減産期間中、その基準から生産量を減少させることになっています。

以下のグラフを参照する限り、2018年10月が日量1606万バレル、2019年3月が日量1570万バレルと、2.3%程度の減少に留まっています。

つまり、OPEC11カ国全体では3月は減産順守となったとみられる(海外主要メディアおよび筆者推計)ものの、実はサウジを除いた10カ国で見た場合、減産は守られていないことがわかります。

その10カ国とは、次回以降書きますが、アルジェリア、アンゴラ、コンゴ共和国、エクアドル、赤道ギニア、ガボン、イラク、クウェート、ナイジェリア、UAEです。

次回以降、これらの国の生産状況を確認します。

図:サウジを除く減産に参加するOPEC10カ国の原油生産量の合計
単位:千バレル/日量

出所:OPECのデータより筆者推計

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