市場が強材料に敏感な反応!?

先週も報じたことだが、4月に入って東京ゴムRSS3号の動きに変化が出ている。3月までに下落基調が続き、『170円あるいは160円相場も…』と弱気の声が聞こえたが、4月入りとともに、その声が後退している。原因は期近の動きに変化が出てきたこと、一方で米中通商交渉への期待が背景にあり、原油高や上海総合株価指数の上放れも支援材料になったといえる。

 特に、期近の動きに変化が出始めたのは、強気中国筋の動きが鈍化する一方で、『タイの某輸出業者が東京市場の割安に目をつけて、4月限納会で現受けを敢行するらしい』(市場関係者)の噂が飛び出し、それとともに期近が動意づき始めている。

 もちろん、3月末で1万2,490トンまで急増した東商取(東京商品取引所)の指定倉庫在庫を考えると、4月限納会の渡物に不足はないが、それでも相場が上に行きたがっている事実も無視出来ない。

 更に、『1万2,500トンほどの指定倉庫在庫があるものの、そのうちのざっと半分は中国筋が手持ちしている。しかも、横浜の指定倉庫は満杯に近づきつつあり、タイから新たな現物を運んできても、入庫するスペースが少なくなっているようだ』(市場関係者)となると、浮き足立つのは買方よりも売方ということになりかねない。

 まあ、材料が市場で都合良く解釈されていることも間違いないが、市場が弱材料よりも強材料を求めている人気を考慮すると、目先的には上昇余地のある相場と見ざるを得ない。

 もちろん、中国筋の推定現受け分7,000トンが東京市場に還流される懸念などの不安材料があるものの、タイRSS3号に比較しての割安是正相場が続くと見るべきではなかろうか。

 そこで、東京ゴムRSS3号先限の足取りを振り返ると、昨年11月21日の151円から3月4日の209円50銭までの上げ幅が59円ほど。そして、3月4日の209円50銭から3月28日の180円20銭までの下げ幅が約29円で、前述の上げ幅59円に対して半値押しで下げ止まり、反発へ転じたということになる。

 これで先限が195円まで戻すと、前述の下げ幅29円の半値戻し、そして、3分の2戻しとなると安値から20円弱上昇した200円ほどになるが、売方の手仕舞を考慮すると一度、200円大台に乗せても良いだろう。その後の見通しについては、『もう少し相場の流れを見てから』ということになるが…。

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