ベネズエラがOPECを脱退する可能性はあるのか?

原油(WTI先物)反落。米国の原油在庫の増加・原油生産量の高止まりなどで。64.29ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1311.15ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。9月限は11895元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。5月限は480.4元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで396.9ドル(前日9.8ドル縮小)、円建てで1417円(前日比43円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(4月11日大引け 先限)
4661円/g 白金 3244円/g 原油 46870円/kl
ゴム 191.9円/kg とうもろこし 23840円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「ベネズエラがOPECを脱退する可能性はあるのか?」

ベネズエラがOPECを脱退する可能性が生じたと感じたのは、昨日(4月10日)にOPECが公表した月報を見たときです。

日本の外務省のウェブサイトに書かれている、OPECに加盟する要件を確認します。

・加盟国と基本的利害を同じくすること。
・相当量の原油純輸出国であること。
・原加盟国の全てを含む加盟国の4分の3が賛同すること。
(尚,加盟資格がなくても原加盟国全てを含む加盟国の4分の3以上の賛同がある場合,準加盟国となれる。)
(外務省のウェブサイトより抜粋)

現在のベネズエラの原油生産量の動向を考えれば、近い将来、上記要件の2番目の“相当量の原油純輸出国であること”を満たさなくなる可能性があります。

ただし、そもそもベネズエラは1960年のOPEC発足時のメンバーである“原加盟国”です。

仮に原加盟国の一角が崩れた場合、OPECの体制が不安定化しているのでは?という、憶測が飛び交う可能性があります。

また、ベネズエラとイランについて、これらは米国の制裁対象になっている国ですが、OPEC加盟国であることが制裁の要因になっている可能性は否定できません。

大統領就任前からOPECを批判し続けているトランプ大統領にとって、これらの国がOPEC加盟国だからこそ、叩く理由があるのであり、脱退すれば制裁をする理由が弱くなる、つまり、脱退されては困る、という思惑もあるかもしれません。

OPEC側・トランプ大統領側の両面からも、ベネズエラが脱退するかどうかは、単なる加盟要件だけでは考えられないということです。

もし仮に、ベネズエラの脱退が宣言されるとすれば、OPEC総会のタイミングとみられます。

ちなみに次回の総会は6月25日(火)で、OPEC月報はそれまでにあと2回、公表されます。

OPECで大規模な組織変更が起きるかどうかを考える意味で、引き続き、ベネズエラの原油生産量に注視したいと思います。

図:ベネズエラの原油生産量の推移 単位:千バレル/日量

出所:OPECのデータよりより筆者作成

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