“V字回復”を鮮明とする原油相場

 18年10月の高値76.9ドルから12月の安値42.36ドルまで34.54ドル下落したNY原油は、その安値を起点として上昇に転じて4月9日には64.79ドルまで上昇、この間22.43ドルの上げ幅を形成した。高値から下落した値幅に対し直近の相場反発による上げ幅の比率は65%で、相場は安値から3分の2戻りを達成したことになる。

 ただし、NY原油が安値からほぼ一直線で上昇していることや、RSI(相対力指数)が8日時点で76.56ポイントまで上昇したことで相場の流れが変化する目安となる80ポイントに接近、短期的に行き過ぎ感が台頭していったん相場が下落に転じる可能性がある。

 仮にこのようなシナリオ通りに修正安になったとしても、そこで相場の上昇が終息するのではなく、次の安値を起点として再び上昇トレンドが形作られることが考えられる。具体的には、心理的な節目である70ドルを通過点として直近高値である先の76.9ドルに届くまで上昇が続くといったストーリーである。

 参考までにNY原油は昨年12月の安値42.36ドルを大底として昨年11月と今年2月の二つの安値をつけた結果、典型的な逆三尊を形成したが、このケースで底入れとなった場合、次の高値目標は70~72ドルが想定される。

 ではなぜNY原油が上昇に転じたのであろうか? その理由は需要と供給の両面からアプローチできるが、特に需要の面ではこれまでのマイナス材料がプラス材料に転じるなど、想定外の状況の変化がある。さらに供給の面においても従来までの知られていた材料に加わる目新しい材料も挙げられる。
 

 

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事