OPEC西アフリカ諸国の造反的行為に注意が必要

原油(WTI先物)反落。世界景気の減速懸念などで。62.09ドル/バレル近辺で推移。

金反落。主要株価指数の反発などで。1293.55ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)清明節のため休場。

上海原油(上海国際能源取引中心)清明節のため休場。

金・プラチナの価格差、ドル建てで386.8ドル(前日3.0ドル縮小)、円建てで1387円(前日比22円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(4月5日18時40分頃 先限)
4621円/g 白金 3234円/g 原油 46170円/kl
ゴム 186.1円/kg とうもろこし 24290円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「OPEC西アフリカ諸国の造反的行為に注意が必要」

4月1日に海外大手メディアが公表した3月のOPECの原油生産量のデータから、前回、「ベネズエラは“糸が切れた凧”のよう」として、ベネズエラの原油生産量が長期的な減少傾向にあることについて書きました。

今回は同じデータから、OPECに加盟する西アフリカの加盟国について書きます。

OPEC加盟国は2019年4月時点で、14あります。

中東はサウジ、イラク、イラン、UAE、クウェートの5カ国、中南米はベネズエラとエクアドルの2カ国、北アフリカはアルジェリア、リビアの2カ国、そしてギニア湾沿岸の西アフリカはナイジェリア、アンゴラ、ガボン、赤道ギニア、コンゴ共和国の5カ国です。

生産シェアは、中東が75.3%、西アフリカが14.1%、北アフリカが7.0%、中南米が3.6%です。(海外大手メディアのデータより 2019年3月時点)

西アフリカの生産シェアは決して大きいとは言えませんが、加盟国数は中東と同じ5カ国です。

OPEC減産についての報道でしばしば目にする“足並みを揃える”という言葉がありますが、これは、国単位の話をしており、生産シェアの話ではありません。

この点を踏まえれば、西アフリカの5カ国の動向を、シェアが小さいという理由で軽視することはできません。

以下のグラフは、この5カ国の原油生産量の合計を示したものです。3月は今年最高となりました。

海外大手メディアのデータによれば、3月、この5カ国のうち、ナイジェリア、ガボン、赤道ギニア、コンゴ共和国の4カ国が、減産の基準となる生産量を上回って生産をした、つまり、“増産”をしたことが分かっています。

他に増産をした国はエクアドルの1カ国でしたので、OPEC加盟国で減産に参加している11カ国において増産した5カ国のうち、実に4カ国が西アフリカ諸国だったわけです。

今後も、減産の足並みを乱す西アフリカの造反的行為に注意が必要です。

図:OPECに加盟する西アフリカ5カ国の原油生産量の合計 単位:百万バレル/日量

出所:海外大手メディアのデータより筆者作成

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