第2四半期に東京金は改めて上昇トレンド形成へ

 世界的な景気減速懸念を警戒して、四半期末を前にNYパラジウムが大幅安を演じ、それにその他貴金属も追随して急落、NY金はアッサリ1300ドルを割り込んでしまった。20日移動平均線が全く下値支持線にならず、一目均衡表の雲の下限も下回っている。

 急落の主因であるNYパラジウム期近6月限のチャートをみると、ひとまず一目均衡表の雲の下限を維持しており、正念場を迎えている。今後ともパラジウムの動向が鍵といえるだけに、その雲の下限を維持すれば、パラジウムの需要拡大のシナリオに変わりないとみられるため、金の出直りも期待される。

 CMEはNYパラジウムの大幅安を受け、証拠金を8250ドルから1万0313ドルに、25%も大幅に引き上げる決定をしており、これも急落にブレーキをかけるか注目される。パラジウムの需給バランスが悪化したために急落した訳でもなく、四半期末を控えた整理商いが加速したためとみられる。

 さて、1300ドル割れを果たしたNY金だが、引き続き、パラジウム次第。しかし、第2四半期のイベントリスクを踏まえると、1300ドル割れは下値固めの様相とみる。目先は29日に英国議会で採決されるEU離脱案の3度目の採決がポイントになるが、ここで否決されれば、4月12日の合意なき離脱がほぼ確定的となる。一方、可決されれば、長期延期の可能性が高まるため、リスクは後退することになる。前者はドル高要因、後者はドル安要因といえる。ドル高になっても、地政学リスクが高まれば、NY金は買い進まれる公算も高まる。
 

 

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