原油を取り巻く需給環境は悪いままだが買いが増えている

 CFTC(米商品先物取引委員会)がまとめた3月19日時点のNY原油市場の建玉明細は、大手投機筋(ファンド)の買いが53万4583枚、同じく売りが11万9817枚で、この買いと売りの差し引き(ネット)は41万4746枚となった。このネットの買いが40万枚を超えたのは18年11月中旬以来約4カ月ぶりのことで、同時に最もネットの買いが少なかった今年2月9日時点の28万枚から5割近く増加した。

 NY原油の買い建てとネットの買いが増加するとともに必然的に相場も上昇傾向を強めているが、買いポジションの増える状況はまだ始まったばかりであり今後も持続される公算が強いため、その流れに沿って相場もこれから一段上げとなりそうだ。

 今後、ネットの買いがどの程度まで増加するのかといえば、その目安となるのは18年2月と4月の過去最高水準に達した72~73万枚である。この過去の建玉のデータはNY原油市場のネットの買いが飽和状態となるのが70万枚超えであることを示している。しかし逆に見れば70万枚超えまでは増加する期待ができることを意味している。従って、足元のNY原油市場のネットの買いが40万枚超えとなったが、まだ30万枚ほどは増える余地がある。

 また再びネットの買いが70万枚に達した際、相場はその時点の水準である70ドル台後半まで値上がりする可能性があり、足元の水準から20ドルほど相場水準が積み上がるとの見方もできる。
 

 

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