米国の石油輸出国化は2020年後半か!?

原油(WTI先物)反落。米国の景気後退懸念などで。58.54ドル/バレル近辺で推移。

金反発。主要株式指数の下落などで。1321.45ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。5月限は11605元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。5月限は451.8元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで467.3ドル(前日4.5ドル拡大)、円建てで1647円(前日比59円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(3月25日大引け 先限)
4640円/g 白金 2993円/g 原油 44220円/kl
ゴム 183.9円/kg とうもろこし 24490円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米国の石油輸出国化は2020年後半か!?」

さまざまなメディアで、2021年に通年で米国が石油の輸出国になると報じられています。

筆者はこの件を“米国の石油輸出国化”と呼んでいます。

以下のとおり、EIAが公表している月次統計で具体的なデータを確認することができます。

徐々にネット輸出国に向かって進み始めていることがわかります。

EIAの見通しでは、米国は2020年秋ごろから本格的に輸出国に転じます。

主な要因は石油製品の輸出拡大です。

米国はシェール主要地区の原油をはじめとした豊富な原油を用い、自国で精製をしてガソリンや留出油などの石油製品を作り、それらの石油製品の輸出を拡大する流れができています。

その流れが今後も加速し、2020年秋には輸出国になると見られています。

あくまでも原油と石油製品を足し合わせた“石油”の輸出国であり、原油のみでネット輸出国になることは今のところ想定されていません。

米国の供給増加は、従前より市場の懸念材料でしたが、ここにきて、米国が石油(原油+石油製品)の輸出国になるという具体的な見通しが大きく報じられました。

これにより、市場における米国の供給圧力という懸念は、以前よりも高まったとみられます。

引き続き、米国の石油輸出量、およびそれに関わる米国原油生産量に注目していきたいと思います。

図:米国の石油(原油+石油製品)の輸出入量 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事