週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比1.24 ドル高の59.94ドル、ブレント原油は0.56ドル高の67.89ドルとなった。

 前週末の海外原油は小反落、米経済指標の弱結果を受けて一旦は大きく崩れたものの、その後米株式が安値から大きく切り返したこともあり、下げ幅を縮小して引けた。この日発表のIEA月報で、世界の石油需給が2019年第2四半期には日量50万バレルの不足になると示されたことや、米石油掘削稼働リグ数の減少なども下支え要因となった模様だ。

 週明け18日は反発、サウジアラビアのファリハ・エネルギー相は「在庫が増加し、通常の水準からかけ離れている限り、均衡に向けて市場を誘導していく」、「供給過剰を事前に防止することが重要」と述べ、また現行の合意が終了する6月以降も協調減産を延長する可能性があることを示唆し、原油は買われることとなった。対ユーロでのドル安基調が続いたこと も支援材料。19日はほぼ横ばい。前日の流れを引き継ぎしっかりとした推移であったが、EIA在庫統計を控える中、原油在庫の増加予想もあり高値から押し戻される結果となった。20日発表のEIA在庫統計では、米原油在庫が前週比960万バレル減(予想:30万バレル増)と予想に反して大幅な急減となり、またガソリン在庫も460万バレル減、留出油 在庫も410万バレル減と、予想を大幅に上回る取り崩しとなった。この結果を受け買いが活発化、4月限は一時、中心限月としては約4ヶ月ぶりとなる60ドル台まで上昇した。21日は小反落。OPECを中心とした産油国による協調減産は続けられる見通しであるものの、WTIで60ドルの節目を超える水準では上値が重かった。短期的な相場の過熱感から利食い売りに押されるかたちとなり、一段高にはもう一材料といった展開であった。

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