OPECは2月、減産順守の模様 減産免除国の生産減少も継続

原油(WTI先物)強含み。OPECの2月の原油生産量が前月比で減少したことなどで。58.62ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1297.75ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。5月限は11855元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。4月限は452.3元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで468.1ドル(前日1.9ドル縮小)、円建てで1679円(前日比11円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(3月15日13時頃 先限)
4648円/g 白金 2969円/g 原油 45590円/kl
ゴム 193.3円/kg とうもろこし 24040円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「OPECは2月、減産順守の模様 減産免除国の生産減少も継続」

3月14日(木)、OPECは月報を公表しました。OPEC自身の統計で、OPEC14カ国の2月の原油生産量を確認することができるようになりました。

1月18日にOPECのウェブサイトに公表された現在の減産の合意内容に基づき、以下の資料のとおり、減産順守率を推計しました。

ウェブサイトに掲載された合意内容とは、OPECプラス24カ国のうち、減産免除となっているイラン、リビア、ベネズエラの3カ国を除いた減産に参加する21カ国それぞれの、減産の基準となる生産量、減産順守に必要な削減量、削減後の生産量(減産時の生産量の上限)です。

筆者の推計では、OPEC14カ国のうち減産に参加する11カ国における2月の減産順守率は105.5%でした。100%を超えたため減産順守です。1月は86.8%で減産非順守でした。

2月が減産順守となった背景には、イラクの生産量が1月に比べて減少したこと(2月も減産非順守)、サウジ、クウェート、UAEの削減量が拡大したことなどがあげられます。

また、減産免除国3カ国の生産量の減少も目立っています。この3カ国の生産量は減産順守率とは無関係ですので、いくら減少しても減産順守率は上昇しません。

資料の最下段のとおり、OPEC14カ国の生産量の合計は、2月が日量3054万バレル、1月が3076万バレルでした。

14カ国全体で、2月は前月比、日量22万バレル減少となりましたが、そのうちの11.3万バレル分が減産に参加する11カ国によるもの、10.7万バレルが減産免除国によるものです。

また、その減産免除国3カ国の中で、自国都合の長期減少傾向に加え、足元、米国の制裁が強く影響しているためベネズエラですが、原油生産量の減少に歯止めがかからなくなっています。

引き続き、減産を評価する上で、OPEC14カ国を、11カ国と3カ国に分けて考える必要があると筆者は考えています。

図:OPECの2月と1月の原油生産の状況 単位:千バレル/日量

出所:OPECのデータをもとに筆者作成

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