米原油生産量、見通し下方修正の裏側

原油(WTI先物)上昇。米国の原油生産量の見通しが下方修正されたことなどで。58.63ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1302.15ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。5月限は12030元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。4月限は452.7元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで466.5ドル(前日1.1ドル縮小)、円建てで1677円(前日比13円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(3月14日17時30分頃 先限)
4664円/g 白金 2987円/g 原油 46170円/kl
ゴム 197.1円/kg とうもろこし 24090円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米原油生産量、見通し下方修正の裏側」

3月12日(火)に米エネルギー省(EIA)が公表した短期見通し(STEO)より、前回は「ロシアは2月も減産非順守か」として、ロシアの原油生産量の推移を確認し、同国の減産の順守状況について筆者の考えを述べました。

今回は同じ短期見通しから、米国の原油生産量の見通しについて述べます。

今週月曜日に書いた「2020年12月、米国の原油生産量は日量1350万バレルへ!?」のアップデートです。

2月に公表された短期見通しでは、2020年12月に米国の原油生産量が日量1350万バレルを超えるとされていました。

そして今週火曜日に公表された3月の短期見通しでは、2020年12月の米国の原油生産量は日量1335万バレルに下方修正されました。

昨晩からの原油関連のニュースの中に、米国の原油生産量の見通しが下方修正された件を取り上げている記事があります。

米国の原油生産量の増加は原油相場を圧迫する要因として考えられている面があります。

その意味では、米国の原油生産量の増加傾向が鈍化すれば、相場を圧迫する作用が弱まって原油相場が上昇しやすくなる、という連想が働きやすくなります。

以下のグラフは、今年1月から3月までのSTEOで公表された、2020年12月までの米国の原油生産量の見通しを示したものです。

3月に公表された見通しは、確かに2月のものを下方修正したものです。

ただ、3月に公表された見通しは1月のものよりも多いことがわかります。

また、2019年の前半から2020年の後半にかけて、米国の原油生産量が増加する、という見通しに変化がないこともわかります。

このように考えれば、今回の米国の原油生産量の見通しの下方修正が、取り立てて、強材料視する材料なのか?という疑問が湧いてきます。

米国の原油生産量の動向というセンシティブになりがちな材料だけに、実績値と見通し、ともに慎重に見守っていきたいと思います。

図:EIAによる米国の原油生産量の見通し 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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