ロシアは2月も減産非順守か

原油(WTI先物)反発。サウジの減産拡大期待、ベネズエラ、イランの生産減少懸念などで。57.36ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの反落などで。1306.65ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。5月限は12005元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。4月限は445.5元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで466.9ドル(前日0.6ドル拡大)、円建てで1667円(前日比8円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(3月13日18時頃 先限)
4665円/g 白金 2998円/g 原油 45380円/kl
ゴム 197.3円/kg とうもろこし 24080円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「ロシアは2月も減産非順守か」

3月12日(火)、米エネルギー省(EIA)は短期見通し(STEO)を公表しました。

STEOは月次で公表されるもので、前月までの米国を含んだ産油国の生産量、消費国の石油の消費量、石油在庫などが記載された月次統計です。

OPECや国際エネルギー機関(IEA)も月次の統計を公表していますが、通常、それらよりも数日早いタイミングで公表されます。

昨日公表されたSTEOから、ロシアの原油生産量のデータを見てみたいと思います。

以下がSTEOに書かれているロシアの原油生産量です。

2019年2月時点で日量1115万バレルです。(天然ガス液を含む)

このデータに、OPECプラスが行っている減産の要素を加えてみます。2018年10月が減産の基準月です。

1月18日にOPECのウェブサイトに公表された、現在のOPECプラスの減産のルールに則れば、ロシアは、減産基準月の生産量のおよそ98%の量(基準月の2%減)を、減産期間中の生産量の上限とすることになっています。

減産は今のところ6月まで行われることになっています。

2018年10月の生産量が日量1164万バレルであたため、そのおよそ98%は、日量1141万バレルです。

この計算によれば、ロシアは2月、減産を順守できなかったことになります。

1月は2月よりも生産量が多かったため、2月同様、減産順守はできなかったとみられます。IEAが先月公表した月報では、ロシアの1月の減産順守率は18%でした。(100%以上が減産順守)

すでに6カ月間の予定で始まった減産は、3カ月間が過ぎようとしています。

サウジが孤軍奮闘していますが、非OPEC側のリーダー格であるロシアの減産実施への温度感が低い状況が続いています。

明日14日OPECが、明後日15日にはIEAがそれぞれ月次統計を公表します。これらの統計でもロシアの生産量について注目したいと思います。

図:ロシアの原油生産量 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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