トランプ大統領の原油高・OPECけん制ツイートはこの1年でおよそ11回

原油(WTI先物)反発。中国の財新PMIが予想を上回り消費拡大期待が高まったことなどで57.55ドル/バレル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの上昇などで。1307.55ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)上昇。5月限は12770元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。4月限は449.3元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで443.1ドル(前日2.2ドル拡大)、円建てで1596円(前日比10円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(3月1日18時30分頃 先限)
4687円/g 白金 3091円/g 原油 45240円/kl
ゴム 205.0円/kg とうもろこし 24780円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「トランプ大統領の原油高・OPECけん制ツイートはこの1年でおよそ11回」

2月25日におよそ80日ぶりにトランプ大統領が、原油高やOPECをけん制するツイートをしました。

大統領に就任した2017年1月以降のトランプ氏が同種のツイートは、2018年4月20日を始めとしておよそ11回とみられます。

2018年4月は、以下のグラフの通り、原油価格が過去12カ月平均ベースで55ドル程度の時でした。

筆者が推定するトランプ大統領が原油価格が高いと感じる過去12カ月平均ベースのレンジである下限58ドルに、そろそろ差し掛かろうとしていたころです。58ドルについては前回の「引き続き、原油市場はトランプバズーカを警戒しなければならない」をご参照ください。

この日を境に、この種のツイートが増えました。

“like a big Tax Cut(原油価格の下落は減税のようである)”という点が柱になっており、OPECはその反対の事をしている、と訴えています。

また、先日2月25日のツイートで“OPEC, please relax and take it easy.”としましたが、この翌々日、サウジの石油大臣が“taking it easy”と発言する一幕がありました。

これはトランプ大統領のけん制を、意識した発言だといえます。

この件はさまざまな見方ができますが、根底には、昨年10月にトルコで起きたサウジの記者事件においてムハンマド皇太子をトランプ大統領が擁護したことで、サウジがトランプ大統領に借りを作ったことが挙げられると考えられます。

減産を積極的に進めていかなければならない中、トランプ大統領のけん制に対してこれまでそうであったように無視をすることなく“返答した”、ということは、サウジはトランプ大統領を強くに忖度しなければならない立場に陥っていると言えます。

OPECのリーダーに反応させるトランプ大統領のツイートに、今後も警戒が必要です。

図:WTI原油価格の過去12カ月平均と実価格 単位:ドル/バレル

出所:CMEのデータをもとに筆者作成

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