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白金相場見通し

 NY白金(4月限)が、ここ最近のレンジをブレイクして、上げ加速となっている。上昇の要因は、大きく以下の通り。

①排ガス触媒用需要減少思惑から生産コスト水準割れまで下落。
 それに伴い、大口投機玉の売玉が増加していた。
②NY金価格の上昇。
③NYパラジウムの上昇。
④NY株式市場の上昇。・FRBのハト派姿勢への転換。
⑤米中貿易協議進展への期待感。
⑥南ア・鉱山ストライキ、エスコム社・電力不足

 まず①だが、2011年8月高値を起点に下降トレンドが継続している。

 ジョンソン・マッセイ社報告によると、自動車触媒分野の需要は、2018年に5%強の減少となった。インドの自動車生産台数が2桁の伸びとなったものの、欧州自動車生産台数が9%減少し、世界の小型車生産台数は約3%減少。加えて、欧州のディーゼル車の後処理システムでPGMの含有量が減少(排ガス規制Euro 6d-TEMP に対応・変更)したことが主因となり、プラチナ触媒の平均充填量が減少した。

 CFTC建玉明細では、大口投機玉の買い越しは、2018年第3四半期中は一貫して「売り越し」であった。これは2004年以来で、主因はプラチナへのネガティブな投資家心理が強まったため。(ロングポジションは、ほぼ変わらないままショートの積み上げが増加した)。

 2018年の白金市場は供給過剰が拡大し、年末に800ドル/ozを割り込んだ。

 今年になっても1月・2月と800ドル割れとなったが、結果として800ドル以下の底値感が確認されつつある状況となっている。

 昨年末から、一目均衡表の雲の上限とも重なる835ドル水準が上値抵抗として意識されていたが、同水準を上抜き、売り方の買い戻し(踏み上げ)も入っていると思われる。

 CFTC建玉明細に関しては、昨年末からの米政府機関閉鎖の影響で、発表が中断されていた為、直近データーをベースにした確認は、もうしばらく先となる。
 

 

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