OPECの原油生産量は、11と3に分けて考えなければならない

原油(WTI先物)反落。ドルインデックスの反発などで。54.36ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1317.75ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。5月限は11640元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。3月限は444.3元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで529.2ドル(前日4.5ドル拡大)、円建てで1856円(前日比1円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2月15日18時頃 先限)
4653円/g 白金 2797円/g 原油 43340円/kl
ゴム 182.8円/kg とうもろこし 23620円/t(5番限)

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「OPECの原油生産量は、11と3に分けて考えなければならない」

以下のグラフは、2月12日(火)にOPECが月報で公表したOPEC加盟国各国の1月の原油生産量と、現在の減産の基準量(原則2018年10月)を比較したものです。

棒グラフは、値がプラスであれば、1月の生産量が2018年10月(減産参加国における減産基準月)を上回ったことを示します。

逆に、値がマイナスであれば、1月の生産量が2018年10月(減産参加国における減産基準月)を下回ったことを示します。

また、グラフ右にOPEC加盟国数を記載しました。2019年2月時点で合計14です。

その14カ国は、減産に参加している11カ国、減産に参加していない3カ国に分かれます。

サウジに多少の頑張りは見られたものの、OPECは1月、減産を順守できなかったと推定されます。

この点について「1月のOPEC11カ国の減産順守率は85.6%と推定される」でも述べましたが、減産をするべき国が(サウジやいくつかの国を除き)出来ておらず、減産に参加していない国の生産量の減少が目立っています。

今週、“OPECの生産量、1月は大幅減少”という報道が目立ちましたが、OPECが(実は非OPECも)減産を順守できなかった点に注目が集まっていないように感じます。

1月においては、“大幅減少”と“減産順守”の意味は必ずしもイコールにはなりません。

原油相場は反発傾向にありますが、前月に比べて生産量が減少することとと、減産が守られること、どちらが根底からの上昇・反発要因になり得るのでしょうか?

筆者は後者だと考えます。2月以降、減産を行うべき国がきちんと減産を順守できるかに注目したいと思います。

図:2019年1月と減産基準月の原油生産量の比較 単位:千バレル/日量

出所:OPECのデータより筆者作成

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