東京石油市場の強調地合いは長期化へ

 材料に関係なく、勢いの付いたNY石油製品の強調地合いが目立っており、それにリンケージしているブレントの上げ幅も大きくなり、最後にWTI原油が引っ張られる展開をみせている。

 米EIAの在庫統計で、石油需要は大幅に後退し、8日までの一週間需要は日量1911.4万バレル(前週2183.8万バレル)となっている。ちなみに、ガソリン需要は日量864.8万バレル(同907.3万バレル)、中間留分需要は日量376.7万バレル(同467.3万バレル)。製油所稼働率が90.7%から85.9%まで急低下したため、在庫が減少してもおかしくはなかったが、需要の大幅低下の影響で、ガソリン在庫、中間留分在庫とも増加している。ただし、この弱気な発表も無視され、石油製品の強調地合いは続いている。

 12日に米EIAが発表した月報では、2019年の米国の原油生産は前年比145万バレル増の日量1241万バレルとなり、先月予想の同114万バレル増の日量1207万バレルが大幅に上方修正されている。ガソリン需要は先月の変わらずから10万バレル増に引き上げられたが、中間留分需要は30万バレル増から20万バレル増に引き下げられたため、石油需要は据え置かれている。結果的に、石油の需給バランスの悪化が示される月報だった。
 

 

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