1月のOPEC11カ国の減産順守率は85.6%と推定される

原油(WTI先物)上昇。サウジが積極的に減産に取り組む姿勢を見せているとの報道などで。54.42ドル/バレル近辺で推移。

金強含み。ドルインデックスの弱含みなどで。1310.55ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)上昇。5月限は11785元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。3月限は441.6元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで522.3ドル(前日5.0ドル縮小)、円建てで1844円(前日比2円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2月14日16時30分頃 先限)
4662円/g 白金 2818円/g 原油 43450円/kl
ゴム 185.0円/kg とうもろこし 24020円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「1月のOPEC11カ国の減産順守率は85.6%と推定される」

前回、「“OPEC生産大幅減”は、減産非参加3カ国の貢献が大きい」として、12月に比べて1月、大きく生産量が減少したOPECについて、その減少には減産に参加していない3カ国の貢献が大きかった点についてふれました。

今回は今週12日にOPECが公表した月報のデータをもとに、具体的に、減産に参加する11カ国(14カ国中3カ国は減産免除)の生産の状況をみてみます。

減産の責を負う、つまり削減目標を持つ11カ国合計の1月の減産順守率について、OPEC月報をもとにした筆者の推定は85.6%でした。

この値は、昨日IEAが公表した月次レポートで示された86%とほぼ同じです。

順守出来たのは、赤道ギニア、アンゴラ、コンゴ、サウジアラビア、クウェートの5カ国と推定されます。

減産に参加する11カ国のうち、UAEやイラク、ナイジェリアなどの6カ国は減産を順守できなかったとみられます。

確かに報じられているとおり、サウジは大きく生産量を減らしています。この点は原油相場にとってはプラス材料といえます。

しかし、減産を行うと決め、上限を設定して減産に取り組む以上、求められるのは100%を超える順守率、つまり減産順守です。

1月、OPEC11カ国全体では減産を順守できなかったとみられ、市場はこの点をまだ織り込んでいないとみられます。

また、IEAは減産に参加するロシアやカザフスタンなどの非OPEC10カ国の1月の減産順守率は25%だったとしています。

OPECプラスは十分な減産を行っていなかったことがわかります。

この点が今後の原油相場にどのように影響するか、注目したいと思います。

図:OPECの1月の減産順守率(OPEC月報をもとに筆者推定)
  単位:千バレル/日量

出所:OPECのデータより筆者作成

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