世界各国の稼働リグ数

原油(WTI先物)弱含み。米中貿易戦争の鎮静化にむけた期待がやや遠のいたことなどで。52.56ドル/バレル近辺で推移。

金弱含み。ドルインデックスの上昇などで。1312.35ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)、上海原油(上海国際能源取引中心)春節のため休場。

金・プラチナの価格差、ドル建てで515.6ドル(前日1.3ドル縮小)、円建てで1805円(前日比1円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2月8日18時40分頃 先限)
4613円/g 白金 2808円/g 原油 41110円/kl
ゴム 178.7円/kg とうもろこし 23640円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「世界各国の稼働リグ数」

前回の「ベネズエラの石油掘削のための稼働リグ数」で、ベネズエラにおける稼働リグ数についてふれました。

今回は、世界各国の石油掘削のための稼働リグ数について述べます。データ元は同じベイカーフューズ社です。

世界各国の石油掘削のための稼働リグ数の合計は1771基です。(2019年1月の月間平均)

以下のグラフは上位10カ国です。

上位5カ国を見てみると、米国が866基と突出して多く、次いでインドが101基、カナダが99基、サウジが69基、イラクが62基です。

シェアでは、米国が48.9%、インドが5.7%、カナダが5.6%、サウジが3.9%、イラクが3.5%です。

米国の稼働リグ数が多いのは、シェールの影響だと考えられます。シェールの油井の寿命は、サウジやイラクなどの従来型原油の油井に比べて短いと言われています。

米国が原油生産量を増加・維持させるためには、従来型がメインの国よりも活発に新規開発を継続しなければならず、必然的に稼働リグが多くなると考えられます。

世界で最も早く石油産業が商業化した米国では、現在も石油に関わるビジネスが、米国内の雇用や地方自治体の税収をまかなっているとみられ、原油生産量を維持することは、米国民の生活を安定したものにする意味があると考えられます。

米国には国営の石油会社はありません。サウジやイラクなどと異なり、国の直接的な支えがない以上、自らの判断で収益を向上させ続けなくてはなりません。

石油開発会社が収益を上げるためには、本業である石油開発・生産を効率化させながら拡大することが必要です。

このように考えれば、米国の稼働リグ数は、米国内の石油産業の活況の度合や、今後のビジネス拡大に向けた温度感を示すものと言えます。

稼働リグ数が他の国と異なり突出して多いのは、このような米国内の石油関連企業の事情が背景にあると考えられます。

図:世界各国における石油掘削のための稼働リグ数(2019年1月時点)
  単位:基

出所:ベイカーフューズ社のデータより筆者作成

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