ベネズエラの石油掘削のための稼働リグ数

原油(WTI先物)反落。米原油在庫の増加などで。53.84ドル/バレル近辺で推移。

金弱含み。ドルインデックスの反発などで。1309.35ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)、上海原油(上海国際能源取引中心)春節のため休場。

金・プラチナの価格差、ドル建てで502.7ドル(前日2.1ドル拡大)、円建てで1757円(前日比6円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2月7日18時20分頃 先限)
4605円/g 白金 2848円/g 原油 41710円/kl
ゴム 179.7円/kg とうもろこし 23650円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「ベネズエラの石油掘削のための稼働リグ数」

毎週金曜日(日本時間土曜日)、米石油開発サービス大手のベイカーフューズ社は、米国内で石油やガスの井戸掘削のために稼働している掘削機(リグ)の数を公表しています。

このような、米国内の稼働リグ数は、2014年後半から2016年初旬までみられた原油相場の急落・低迷(いわゆる逆オイルショック)の際、原油価格の下落によるコスト割れのため、米国内の石油開発業者が石油開発を縮小する様子を示す指標として、一躍有名になりました。

現在も、米国の原油やガスの生産量の動向を占う上で、重要な指標として注目されています。

ベイカーヒューズ社は、上記のような週次ベースの米国内の稼働リグ数だけでなく、月次ベースの世界各国の稼働リグ数も公表しています。

以下のグラフは、現在、米国による制裁で取り沙汰されている南米ベネズエラの稼働リグ数の推移を示したものです。

以前の「ベネズエラの原油生産量とOPEC内シェア」で示したとおり、ベネズエラの原油生産量は長期的な減少傾向にあり、それに伴い、OPEC加盟国内でのシェアを低下させています。

原油埋蔵量はデータの上では世界一ですが、その多くが超重質油であるため、石油製品の精製のためにはコストと時間がかかります。

政情不安や施設の老朽化が進む中、豊富な埋蔵量が商業活用されることは難しいと考えられます。

原油生産量が減少、OPEC内シェアが低下、石油埋蔵量は数字上のもの、という状況に加え、稼働リグ数の低下が、今後、原油生産量を増やす意思がないことを示している、と言えます。

ベネズエラは、実態として、産油国の体をなさなくなりつつあると言え、そのような国への制裁が、世界の石油需給バランスを引き締めることにつながるのか、という疑問が生じます。

図:ベネズエラにおける石油掘削のための稼働リグ数 単位:基

出所:ベイカーフューズ社のデータより筆者作成

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