記録的な寒波で足元の暖房油・留出油の消費は増えている

 今週央から北海道に強い寒気が流れ込み、場所によっては過去の観測記録に並ぶくらいの極寒になっていると伝えられている。シベリア方面から強烈な寒気が南下、この寒気はマイナス24℃以下で厳冬期の北海道の平年値より10℃以上も低い。8日の札幌上空の予想はマイナス25℃で1957年以降の記録を大きく下回る見込み。また占冠、陸別、川湯などの内陸では週末にマイナス30℃を下回る予想となっている。

 一方、米国の中西部では北極圏上空から流れ込んだ「極渦」という猛烈な寒気に覆われ、先週央の気温が数十年ぶりの水準に急降下した模様である。そのため政府機関や企業が活動を停止し、公共施設や大学が閉鎖、都市機能が麻痺する事態に陥っている。米国立気象局によると、最も低い気温が観測されたのはノースダコタ州バファローの氷点下マイナス45度で、体感温度が最も低かったのはミネソタ州パークラピッズの氷点下マイナス54度。イリノイ州では非常事態宣言が発令されるほどの事態となっている。

 また欧州のアルプスでは大雪となり、オーストリアのチロル地方では1月に入ってから月央までの15日間に100年に1度といわれる451センチ超の積雪を観測、スイス東部でも平年の2倍の降雪を記録した。

 このように今年の冬は日本だけでなく世界的に記録的な寒波、大雪に見舞われる国と地域が少なくない。これが灯油、ヒーティグオイルの消費の増加に直結しており、引いては原油の需要を底上げさせることにつながっている。

 原油の値動きとほぼ一致しているため厳冬による上昇だと言い切れない部分はあるものの、NY先物市場のヒーティングオイル相場は今年1月の安値1.624ドル(1ガロン当たり)から2月4日には一時1.938ドルまで上昇している。
 

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