米大寒波がシェールオイル生産量を減らす可能性

原油(WTI先物)横ばい。強弱材料が拮抗していることなどで。54.58ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1316.45ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)、上海原油(上海国際能源取引中心)春節のため休場。

金・プラチナの価格差、ドル建てで493.1ドル(前日3.4ドル縮小)、円建てで1729円(前日比7円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2月5日17時30分頃 先限)
4628円/g 白金 2903円/g 原油 41730円/kl
ゴム 177.6円/kg とうもろこし 23470円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米大寒波がシェールオイル生産量を減らす可能性」

米国に襲来している記録的な大寒波が大きく報じられています。

ここ数日、中西部イリノイ州のシカゴの街中に流れる川や、シカゴ周辺の五大湖が凍りついている様子を報じるニュースが目に留まります。

動物愛護団体が大寒波が襲来している地域に対して、ペットを屋内に入れるように呼びかけるなど、生き物の生命に関わる事態となっています。

このような大寒波は、米国のエネルギー事情にはどのような影響があると考えられるのでしょうか?

真っ先に思いつくのは、暖房のための当該地区のエネルギー消費が増すことです。

そしてこれにより、周辺地区の石油製品在庫が減少する可能性もあります。

また、寒波により当該地区の製油所が稼働停止に追い込まれ、原油在庫が積み上がることも考えられます。

シェールオイルという点で見た場合、生産量の減少、という影響が考えられます。

米エネルギー省(EIA)は、以下の資料のとおり、全米にシェール主要地区が7つあるとしています。

7つのうち4つが南部にありますが、1つは北部にあります。その北部にある地区とは「バッケン地区」です。

バッケン地区はノースダコタ州を中心とした地域です。大寒波が襲来している地区の一つで、同地区の原油生産量の減少が懸念されます。

バッケン地区の原油生産量は昨年12月時点で日量140万バレルと、同じ月の7地区合計のおよそ17%です。

決して小さくないバッケン地区のシェアが示すのは、寒波で同地区の原油生産量が減少した場合、米国のシェール主要地区の原油生産量が、引いては米国全体の原油生産量が減少する可能性です。

寒波の影響は、1月と2月の生産量のデータに表れると考えられます。

1月のバッケン地区の原油生産量は米エネルギー省(EIA)が2月19日(火)に公表します。

寒波が米シェールに与える影響、という観点で、注目したいと思います。

図:減産の責を負うOPEC11か国の原油生産量の合計 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)の資料より筆者作成

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