減産初月の1月、OPEC11は減産順守できず

原油(WTI先物)反落。海外通信社のデータより、OPECが1月、減産を順守できなかったことなどで。53.67ドル/バレル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの上昇などで。1323.55ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。5月限は11420元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。3月限は423.2元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで498.5ドル(前日2.1ドル縮小)、円建てで1724円(前日比4円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場(先限)は以下のとおり。(2月1日17時頃)
4607円/g 白金 2883円/g 原油 40180円/kl
ゴム 179.5円/kg とうもろこし 23040円/t(5番限)

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「減産初月の1月、OPEC11は減産順守できず」

昨日1月31日(木)、海外大手通信社は1月のOPECの原油生産量の調査結果を公表しました。

今回はこのデータをもとに述べます。EIAとOPECは2月12日(火)、IEAは13日(水)に公表します。

減産の責を負わないイラン、リビア、ベネズエラの3カ国を除く、11のOPEC加盟国の1月の生産量は合計で日量2618万バレルとなりました。12月に比べて日量74万バレル減となりました。

14カ国全体では日量3098万バレル、前月比日量89万バレル減でした。

昨日公表されたデータはさまざまな見方ができます。

データがウェブ上で確認できるようになった日本時間1月31日22時ごろから、原油相場は翌1時頃まで、大きく上昇しました。

“OPECの1月の生産量が大幅減少”、あるいは“サウジ大幅減産”、などの見出しが醸成した強気な印象によって、原油相場が上昇したと考えられます。

しかし、翌1時頃からは大きく反落しています。データの公表から数時間後、データの詳細の確認が進み、“減産初月、OPEC全体で減産順守できず”という点がクローズアップされ、市場参加者は強気でいられなくなったのだと思います。

これらの出来事は、いかに、ニュースの見出しだけを見て取引をする、そして、OPECの減産を信用する市場参加者が多いか、ということを示していると言えます。

重要なニュースが公表された際、ニュースの見出しの他、その内容を冷静に一度吟味をする必要があると、改めて感じさせる出来事だったと言えます。

図:減産の責を負うOPEC11か国の原油生産量の合計
  単位:百万バレル/日量

出所:海外大手通信社のデータより筆者作成

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