目先は突っ込み売り警戒、長期的に戻り売りの相場

 東京ゴムRSS3号先限は先週1月29日に175円10銭まで下落し、1月21日の高値193円40銭から18円30銭の下げ幅となった。この下げ幅は昨年11月21日の151円から1月21日の193円40銭までの上げ幅42円40銭に対して3分の1押し(14円10銭)以上であり、その半値押し(約21円)に近い水準まで下落したことになる。

 その後の相場は反発へと転じたものの、180円がカサになって大きく反発出来ないでいる。

 さて、肝心なのは今後の相場がどうなるか。最大の注目点は1月限納会で大量に現受けした中国筋が、その現物をどう処理するか。たとえば4,000トン以上の現物を中国に輸出することが出来れば、タイから新規に入着予定となる現物圧迫を軽減するに役立つが、反対に、それが還流することになると、期近には重荷になる。

 今後、中国筋がどう出るかで、当限(2月限)の動きが大きく変化するものと思われる。また、同筋の買い玉が2月限にも存在するかどうか不明だが、いずれにしても、中国筋の巻き返しも想定されるだけに、期近限月の波乱が予想される。となると、先限もその影響を避けることは難しく、目先的には安値を売り込むのは警戒すべきであろう。

 ただ、長期的には、“大受け渡しのあとは悪い”のジンクスもあるし、2月に2,000トン、3月には5,000トンのあわせて7,000トンの現物がタイから入着する予定だ。

 これは、“値が品を呼んだ”結果であり、3月にはその重圧が相場に表れる可能性がある。

 それだけではなく、1月限納会で受け渡しされた現物のうち、2月で期限切れになる100枚(500トン)、3月に期限切れになる現物が300枚(1,500トン)もあるという。しかも、この現物は千葉の倉庫にあるというから、受け手難になる恐れもあるわけだ。

 もちろん、前述の供用期限切れ現物の400枚(2,000トン)が中国に逆輸出されれば、一つの圧迫材料が消えることになるが、その見通しがたたないだけに、市場環境としては良くないといえる。

 こうした点を考慮すると、目先的には突っ込み売り警戒ながらも、3月に入って在庫圧迫と供用期限切れ問題が表面化して、期近中心に値崩れし、順ザヤへと移行することになりそうだ。
 

 

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