ロシアの1月減産順守の難易度

原油(WTI先物)反落。米国の原油在庫の増加などで。54.18ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1319.9ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。5月限は11330元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。3月限は431.6元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで499.5ドル(前日5.8ドル拡大)、円建てで1746円(前日比2円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(1月31日18時40分頃 先限)
4599円/g 白金 2853円/g 原油 40660円/kl(5番限)
ゴム 177.5円/kg とうもろこし 22970円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「ロシアの1月減産順守の難易度」

前回の「イラクとロシアは1月、減産順守は難しい!?」で、イラクとロシアが減産初月である今月1月、減産を順守することが難しいとみられる点について触れました。

今回は具体的なロシアの状況を、米エネルギー省(EIA)のデータをベースに確認します。

減産基準月である2018年10月の生産量に今月減産監視員会が公表した減産実施時の各国の削減幅から計算した削減率(2018年10月比)をかけ合わせ、1月の生産量の上限(この量を下回れば減産順守)を推定しました。

それによれば、12月の日量1167.1万バレルから約27万バレル削減しなければ1月に減産を順守することができない計算になります。

ロシアでは厳冬期に生産を一時停止すると、井戸が凍りついてしまい、その後の生産が回復しにくくなると言われています。

以下のロシアの原油生産量の推移を示したグラフのとおり、2017年1月はまさに今回と同じ、減産を開始する1月だったわけですが、生産量が前の月の2016年12月から急激に減少していません。

2017年1月以降、緩やかに生産量が減少し、2017年半ばを過ぎてようやく減産時らしい生産量になったことがわかります。

今回も、生産量が急減しなかった2017年1月のことを考えれば、2017年12月に高水準まで生産量を増やしたロシアは、2019年1月、減産を順守することは難しいと考えられます。

ロシアは現在減産に取り組む21カ国のうち、生産量は1・2を争う石油大国です。

そのロシアの生産量が減りにくいとなれば、減産体制全体の減産順守率に影響してきます。

ロシアの1月の原油生産量の推移に要注意です。

図l:ロシアの原油生産量 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事