米シェールの限界!?新規油井の生産効率が頭打ち!?

原油(WTI先物)下落。米国における石油掘削のための稼働リグ数が増加したことなどで。52.86ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1299.95ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。5月限は11555元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。3月限は422.0元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで483.9ドル(前日4.0ドル拡大)、円建てで1699円(前日比6円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場(先限)は以下のとおり。(2019年1月28日17時頃)
4563円/g 白金 2864円/g 原油 40370円/kl
ゴム 178.2円/kg とうもろこし 22980円/t(5番限)

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米シェールの限界!?新規油井の生産効率が頭打ち!?」

米エネルギー省(EIA)が毎月公表する米シェール主要地区のデータには、同地区の原油生産量、開発関連の掘削済井戸数・仕上げ済井戸数などが収録されています。

今回、その中の「新規1油井あたりの原油生産量」に注目します。

以前の「米シェール主要地区の原油生産量、はじめて日量800万バレルに到達」にて述べたとおり、EIAは米国内に7つのシェール主要地区があるとしています。

以下のグラフは、7つの主要地区の「新規1油井あたりの原油生産量」の平均を示したものです。

新規油井とは、探索→開発→生産、という一連の生産開始までのプロセスにおける開発段階の後半に行う、井戸から原油を生産できる状況にする「仕上げ」という作業が完了し、新たに生産が始まった井戸のことです。

この「新規1油井あたりの原油生産量」は、新規油井という限定が付きますが、1つの油井から生産される原油の量ということで、シェール主要地区の生産効率を示す指標とすることができると筆者は考えています。

グラフの通り、シェールオイルブームが始まった2010年ごろ以降、増加の一途を辿りました。2010年の年初は日量100バレル程度でしたが、2016年10月には同789バレルまで増加しました。

その後、時間差ががあって到来した逆オイルショックの影響により、低下する場面が見られました。それ以降現在まで、再び増加し2018年1月以降は日量700バレル台を維持しているものの、それ以上の増加、つまり生産効率の向上は起きていません。

逆オイルショックという逆風の中、シェール関連の石油開発会社は経営の合理化と技術革新を進めましたが、生産効率については、7地区全体としてはシェールブームが起きて以来最高となった2016年10月を上回ることができていません。

次回以降、個別の地区の状況を書きたいと思います。

図:米シェール主要地区における新規1油井あたりの原油生産量(7地区平均)
  単位:バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事