週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比1.07ドル高の53.82ドル、ブレント原油は0.13ドル安の61.8ドルとなった。

 前週末の海外原油市場は大幅に反発した。12月OPEC生産量の大幅低下が示されたことに加えて、ムニューチン米財務長官が中国に対する関税を撤廃する案を示したこと、石油掘削リグ数が前週比21基減少したことも材料としては好感されたようだ。

 週明け21日は米国市場がキング牧師誕生日の休場であったが、中国のGDPの悪化を材料に同国経済鈍化が懸念され売られる場面も概ね持合い推移となった。翌22日は修正安の展。ロシアの減産速度が目標を下回っていることが示されたことや、2月のシェールオイルの産油量が1190万B/Dに迫るとの見通しが示され反落した。翌23日は小幅に下落。目立った新規材料はなかったが、ロシアの減産ペースの鈍さが意識された模様。24日は日本時間早朝に発表されたAPI統計では原油在庫が655万B増加と予想比大幅増加が示され、売りが先行した。EIA統計では原油が797万B増、ガソリンが405万増加と概ね内容は弱かったが、ベネズエラに対する制裁を懸念した押し目買いなどから安値からは切り返す展開となった。翌25日はベネズエラへの懸念等が意識され東京市場は上昇スタートしたものの、欧米時間は失速気味で推移している。総じて、株高や米中摩擦改善期待、OPEC連合の減産による需給引き締まりへの期待で買戻しが先行したもの、中国経済への懸念や米在庫増加などから失速した印象である。

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