弱気な米EIA発表がボディーブローとなって原油の上値抑制へ

 16日に米EIAが発表した週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比268.3万バレル減、ガソリン在庫は同750.3万バレル増、中間留分在庫は同296.7万バレル増となり、石油全体では778.7万バレルも急増している。これで石油在庫は3週連続の大幅増加となり、その間に4000万バレルも在庫が急増したことになる。過去経験したことのない大幅な増加が続いているものの、今回も海外石油市場の売り材料になり切れず、発表後の下押し局面は買い場提供となっている。

 ところで、15日には米EIAの月報が発表され、2019年の米国の原油生産は前年比114万バレル増の日量1207万バレル。前月予想の118万バレル増から伸びは下方修正されたものの、2020年は日量1286万バレルになるなど、長期的な増産傾向が続く、弱い内容だったといえる。

 米EIAの弱い発表が相次いだこともあり、WTI期近3月限は53ドルを壁にした動きもみせている。ここ最近は下値も固いが、上値も重いレンジ取引にとどまっている。

 17日にはOPEC月報が発表され、12月の産油量は前月比75.1万バレル減の日量3158万バレルとなり、3日にロイター通信が発表した48万バレル減を上回る強い内容だったといえる。しかし、支援材料と評価されず、弱材料を無視して上伸したことが仇になって、支援材料は素直に評価されない動きをみせている。
 

 

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