止まっていなかった米国の原油生産量の増加

原油(WTI先物)反落。週次ベースで米国の原油生産量が増加したことなどで。51.87ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1292.15ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。5月限は11575元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。3月限は425.2元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで488.0ドル(前日比2.1ドル拡大)、円建てで1701円(前営業日比1円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(1月17日17時頃 いずれも先限)
4510円/g 白金 2809円/g 原油 40010円/kl
ゴム 183.9円/kg とうもろこし 22910円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「止まっていなかった米国の原油生産量の増加」

1月15日に「米国の原油生産量の増加は止まったのか!?」と書きました。

昨年11月以降およそ2カ月半、米国48州の原油生産量は同地域としての最高水準である日量1110万バレル前後で、“横ばい”で推移していました。

同時期の原油価格の下落が、米国のシェールオイル主要地区の原油生産量の増加を止めたのではないか?とみられていました。

このまま横ばいで推移すれば、現在行われているOPEC+の減産の効果が上がり、世界の需給バランスが引き締まり、原油価格はなお上値を目指す展開が想定されました。

このような思惑が高まる中、昨日、週間石油統計が公表されました。

その結果は以下のグラフのとおり、2019年1月11日時点の米国48州の原油生産量は、昨年11月以降、超えられなかった日量1120万バレルを20万バレル上回る、日量1140万バレルとなりました。

今週火曜日に公表されたEIAの月次統計である短期見通し(SETO)でも、12月の原油生産量は11月に比べて若干ではあるものの、増加となったことも分かっていたこともあり、やはり“米国の原油生産は強い”ことを再確認させられていました。

ただ、週次ベースの統計で高止まりとなったことの要因に、原油価格の下落が挙げられるのであれば、米シェールは2014年後半から2016年末までの原油価格の急落・低迷(いわゆる逆オイルショック)の時と同様、原油価格の下落で生産量が減少することも再確認ができたと言えます。

そしてその価格帯がWTIベースでおおむね45ドル前後(12月の安値)だという目安も分かったと言えます。

米国の原油生産量の増加は止まってはいなかったとみられるものの、止まるために必要な条件が明らかになったと言えそうです。

長期間、WTIベースで45ドルを下回る状況が続けば、米シェール、引いては米国全体の原油生産量は減少する方向に向かうと考えられます。

図:米48州の原油生産量の推移 単位:千バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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