「2019年展望」

 英紙タイムズ(電子版)は16日、欧州連合(EU)が英国のEU離脱を来年まで延期するシナリオの検討を始めたと報じている。同紙によると、EU主要国のドイツとフランスが延期に理解を示している。離脱は英国の求めに応じ、EU首脳会議の全会一致で延期可能。

 ポンドの動きを見る限り、EUと英国間で何らかの延長装置などが採られると見ている感触。

 合意なきブレグジットとなった場合は、金にとっては強気要因だが、一定程度の延長や妥協案でまとまった場合でも、ポンド高・ドル安、ユーロ高・ドル安で、NY金にとってはプラスで働きそうだ。

 1300ドルを付けた後、保合いに移行しているNY金だが、「米利上げ観測」「米中貿易協議への懸念」「米政府機関の一部閉鎖」などの不確定要因は残ったままであり、春先にかけての中東の地政学リスクを考慮すると、金の押し目買い基調は継続見通し。当面は現行水準での保合いで日柄を稼ぎ、次の放れ待ちの展開。春先にかけては中東の地政学リスクも警戒される。

 さて、『2019年展望レポート』で、キーワードとして採り上げたのが、『米好景気サイクルの終焉・ブラックスワン』・『覇権戦争・国際秩序の再構築』・『欧州リスク・新興国リスク・中東リスク』・『右傾化・ポピュリズム・自国優先主義』・ 『気候変動・異常気象(エルニーニョ現象)』・『サイバー攻撃・フラッシュクラッシュ』。

 展望レポートでは、「AI等を組み入れたプログラム売買の発動がイールドカーブ逆転で、短期的に急速に高まる過剰反応リスクには注意したい」と指摘したが、早速1月3日にはドル円市場で、数分の間に4円程度動く展開となった。ヘッドラインに反応するアルゴ等も含め、今年はフラッシュ・クラッシュ的な値動きは各市場で見られそうだ。特に、今年は大型連休もあり、ストップ狩りに合わないように、オーダーの置き方には注意したい。

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