「2019年展望」

 2018年展望レポートで『終わりの始まり』『ニューヤルタ(米国の影響力低下、中国・ロシアの影響力増大)』『3つのⅩデー(北朝鮮・中東・金融)』『中間選挙に向けた自国優先主義』『ブレグジットの影響顕在化』などをキーワードとしてあげたが、2018年は長らく続いた「低インフレ」・「ゴルディロックス相場」が終焉。『終わりの始まり』(米好景気サイクル終盤)が警戒され始めている。

 また、『ニューヤルタ』体制へ移行するかのように国際秩序の再編が始まり、米国の『自国優先主義』は、中間選挙を経て、さらに強まりを見せ、右傾化・ポピュリズム的なトランプ現象は、世界各地に広がりを見せている。

 『3つのⅩデー』として採り上げた「北朝鮮」は、ギリギリの段階で平壌オリンピック参加、韓国・北朝鮮首脳会談・中朝首脳会談・米朝首脳会談などを経て、最悪の事態(核戦争)が回避された。

 「中東」に関しては、エルサレムへの米大使館への移転、米国によるイランへの制裁再開などから緊張状況は高まりを見せたものの、11月にはイラン制裁第二弾の猶予措置(180日間)が採られた事もあり、本格的な危機は、2019年以降に持ち越しとなった。一方、サウジはカショギ氏暗殺などから国際的な孤立危機や内政不安を抱える不安定な状態。

 「金融」に関しては、米国の金利上昇に伴う米株価のクラッシュが、2月、10月に見られたが、下落幅は大きかったものの下落率は小さく、上昇トレンドの調整範囲内で収まった。ただし、12月に入って米中貿易戦争懸念や、米金利引き上げを嫌気して大きく崩れ始めており、好景気サイクルの終盤戦に向かっているとの観測が強い中、2019年の波乱要因となりそうだ。

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