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4カ月ぶりに供給不足に転じた世界の石油需給バランスの今後

原油(WTI先物)上昇。世界の石油需給バランスが供給不足に転じたことなどで。52.45ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの反落などで。1291.15ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。5月限は11640元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。3月限は422.9元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで486.1ドル(前日比2.2ドル縮小)、円建てで1692円(前営業日比3円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(1月16日17時30分頃 いずれも先限)
4496円/g 白金 2804円/g 原油 40170円/kl
ゴム 182.8円/kg とうもろこし 22820円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「4カ月ぶりに供給不足に転じた世界の石油需給バランスの今後」

昨日、米国のエネルギー省(EIA)は短期見通し(STEO)を公表しました。

短期見通しは、おおむね毎月2週目(1月は3週目)の火曜日に公表される月次統計です。

米国等さまざまな国の原油や石油製品の生産量などについて、4年前の1月から前月までの実績値(暫定値含)と、当月から翌年12月までの見通しが収録されています。

昨日のSTEO内の、世界の石油供給量から同消費量を減じた、世界の石油需給バランスを確認すると、2018年12月は4カ月ぶりに供給不足となったことがわかりました。

一般的に、需給バランスが供給過剰になれば価格は下落しやすく、逆に供給過剰になれば価格は上昇しやすくなります。

3カ月連続で供給過剰となった2018年9月から11月までは、複数の国の原油生産量が増加していました。

特に以前の「やはり日量120万バレル削減は“駆け込み増産分の削減”だった」(2018年12月13日)と「ロシアも駆け込み増産を行った国の一つ」(同12月27日)で述べたとおり、減産期間中にあったOPECとロシアの増産が目立っていました。

筆者はこのOPECとロシアの増産を、2019年1月以降も減産を継続するための準備である“駆け込み増産”だったと考えています。

このため、世界全体として供給が増え、需給バランスが供給過剰となったとみられます。

12月は日量7万バレルと小幅ではあるものの、供給不足に転じたわけですが、この背景には12月上旬の会合で減産を1月以降も継続することを決定したことにより、“駆け込み増産”を行う必要がなくなったことがあげられます。

米国のさらなる生産増加や5月上旬まで制裁が猶予されるイランの増産、米中貿易戦争やEU情勢の悪化により消費が減少する等の複数の懸念はありますが、減産は6月まで継続することとなっていますので、比較的この間は需給バランスは供給不足になりやすいと考えられます。

図:世界の石油需給バランス 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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