週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比6.92ドル高の52.56ドル、ブレント原油は8.42ドル高の61.55ドルとなった。

 前週末は続伸。今月からOPECプラスが日量120万Bの減産を開始することや、12月の米雇用統計において雇用者数が予想以上に増加したことで株式が反発し、原油にも買いが入った。EIA週報では原油在庫が予想に反して小幅増となったが、あまり材料視されなかった。

 先週は米中貿易摩擦に対する緩和期待からリスクオンの動きとなり、株式、原油ともに堅調に推移した。週明け7日は続伸。米中通商協議に対する期待感から株式が上昇し、原油にも追い風となった。しかし、株式の失速に伴い原油も高値から値を削る展開となった。今回の協調減産において、サウジは12月からすでに減産を開始しているものの、各国の減産枠が割り当てられていないため、実効性が疑問視されている状況である。8日も続伸。引き続き、米中貿易摩擦の緩和期待から、石油需要の下振れ懸念が後退している。朝方に発表されたAPI統計で原油在庫が612万B減少であったことも支援材料となった模様。9日は大幅続伸。3日間にかけて行われた米中通商協議が終了し、貿易戦争の終戦に向けてやや前進したことが好感された。EIA週報では原油在庫が市場予想ほど減少しなかったことで一時売られる場面もあったが、株高ドル安が原油価格をサポートする格好となった。10日も続伸してWTIは9営業日連続の上げとなった。不透明感が根強いものの、米中協議への楽観的な見方から株式プラス圏に浮上し、原油にも買いが入る展開となった。

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