米国の原油生産の強みを再確認できる原油生産の“内訳”

原油(WTI先物)上昇。米中貿易戦争の鎮静化期待などで。53.12ドル/バレル近辺で推移。

金強含み。ドルインデックスの弱含みなどで。1293.9ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。5月限は11640元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。3月限は426.9元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで466.3ドル(前日比5.0ドル拡大)、円建てで1625円(前営業日比2円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(1月11日18時頃 いずれも先限)
4492円/g 白金 2867円/g 原油 40740円/kl
ゴム 183.6円/kg とうもろこし 22980円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米国の原油生産の強みを再確認できる原油生産の“内訳”」

一口に“原油”といっても、統計上、さまざまな定義があります。

原油は“石油製品の原料となる液体”と言えます。

地中から掘り出した液体の化石燃料(それに準ずるものを含む)はもちろん、植物由来のバイオ燃料も石油製品の原料となるため、原油と同等に扱われる“その他の液体”と分類されることがあります。

広義の原油は以下のとおり4つに分類できます。

1.地中から掘り上げた精製前の液体の化石燃料(あるいはそれに準ずるもの)。

2.天然ガス井戸でガスと同時に回収される液体。天然ガス液(NGL リースコンデンセート)。

3.天然ガスを精製する際に発生する液体。天然ガスプラント液体(NGPL)。

4.上記に含まれないバイオ燃料などの精製前の液体燃料。

各種統計では、1のみ、1と2の合計、1と2と3の合計、1から4の合計、などさまざまなパターンの原油が存在します。

OPECの原油生産量の場合、減産に関わる1のみで公表されることがほとんどです。

米国の原油生産量は主に1と2の合計で公表されます。統計には3と4もそれぞれ存在しますので、1のみのパターン以外の量を求めることができます。

また、米エネルギー省(EIA)の月次統計では、ロシアの原油生産量は1から4の合計で公表されます。

以下のグラフはEIAが公表した2017年時点の、産油量上位10ヶ国の(1+2)、3、4に分けた原油生産量を示したものです。

米国の特徴は全体の量だけではなく、3のNGPL、4のその他(バイオ燃料等)が一定量存在する点です。

一方、サウジとロシアは(1+2)が中心です。

EIAは2018年9月に、同年初めに1+2のカテゴリで米国がNo1の産油国となったと報じています。

それに加えて、米国には3や4からの供給もあることは大きな強みだと言えます。

図:2017年の原油生産上位10ヶ国 単位:千バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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