Black Rockは金のポートフォリオを増やしている

 600億ドル(約6兆円)を運用するBlack RockGlobal Allocation FundのポートフォリオマネージャーRuss Koesterich氏は、株式市場のボラティリティーが高くなり、FRBは利上げに慎重となった現在、金は恰好の効果的なヘッジ投資対象となっていると述べている。世界的な不況になるとは思わないが、米国・中国・欧州で景気のスローダウンを感じるという。同ファンドでは、昨年第3四半期からETFによる貴金属の投資割合を増やしているという。

 株式市場は昨年末から金融危機以来の下げ幅を記録した。また、中国の景気後退は顕著で、世界にはBrexitや、トランプ大統領がメキシコ国境の壁に執着して民主党の反発を呼び、予算案が通らず米政府の封鎖が長引いていることも、政治の不透明性を読んでいる。これにより株価のボラティリティーは高くなるだろうという。

 こうした場合に金は有効なポートフォリオのヘッジ手段となりセーフヘイブンの買いが増えるものと思っているという。同ファンドは多くの資産に分散投資を行っているが、金はその多様化の一環として適正に組み込まれているという。

 2018年の第4四半期には金先物価格は7.1%上昇した。2018年FRBは4回利上げしたが、パウェルFRB議長は、米国経済が悪化すれば利上げを停止することもあり得ると述べた。利上げが少なくなればドル高は反転するかもしれない。それは金価格の上昇を意味する、と同氏は述べている。

 昨年の最初の9ヵ月の金安は利上げとドル高が要因であった。その傾向が停止すれば、金にとっては好機となるという。金のETF残高は1月7日時点で1741トンに上り、1ヵ月前に比べて+64.5トン増加している。
 

 

 

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