米シェール主要地区の採算ラインは!?

原油(WTI先物)反発。株の反発で悲観ムードが一時的に和らいだことなどで。45.88ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの反落などで。1278.4ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。2019年5月限は11245元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。2019年3月限は375.5元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで482.3ドル(前日比2.7ドル縮小)、円建てで1696円(前日比28円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年12月28日10時30分頃 いずれも先限)
4536円/g 白金 2840円/g 原油 36510円/kl
ゴム 171.7円/kg とうもろこし 22650円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米シェール主要地区の採算ラインは!?」

今月17日、米エネルギー省(EIA)は米シェールオイル主要地区における、掘削済井戸数と仕上げ済井戸数を公表しました。

米シェールオイルの生産を開始するまでには、探索・開発・生産の3段階を経ると言われていますが、この掘削済井戸数と仕上げ済井戸数の2つは、3段階の真ん中である“開発”の段階に関連するものです。

掘削済井戸数とは、リグ(掘削機)で掘ることが完了した井戸の数のことで、仕上げ済井戸数とは、掘られた井戸に、生産を開始するまでの準備(仕上げ)が完了した井戸の数のことです。

“開発”は前半が掘削、後半が仕上げ、というイメージで、それぞれ数カ月、開発全体としては半年程度の時間を要すると言われています。

以下のグラフは、掘削済井戸数と仕上げ済井戸数、そして原油価格の推移を示したものです。

逆オイルショック(2014年後半から2016年初頭まで)の時期、これらの2つの指標は大きく低下しました。

原油価格の下落は、生産した原油を輸出・販売して得られる利益を低下させます。また、それにより設備投資を控えるムードが強まります。

このため、原油価格下落→開発段階の2指標の低下、という流れが顕著に現れはじめました。

その後、原油価格が45ドル近辺で定着した頃、2指標の反発がはじまりました。

45ドル近辺であれば、米シェール主要地区で石油関連企業が活動を行うことができる、つまり、45ドル近辺が、米シェール主要地区の採算ラインと推測することができます。

目下、原油相場は不安定な状況にあり、45ドルを下回る状態が半年程度継続した場合、米シェール主要地区の開発2指標が、そして自身の最高水準を切り上げながら増加してきた同地区の原油生産量、引いては米国全体の原油生産量が低下・減少する可能性が出てきます。

原油相場、シェール開発関連の2指標、米国の原油生産量の動向に、引き続き注目していきたいと思います。

図:米シェール主要地区の開発関連指標と原油価格の推移

出所:米エネルギー省(EIA)、CMEのデータをもとに筆者作成

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