ロシアも駆け込み増産を行った国の一つ

原油(WTI先物)反発。株の大幅反発で一時的に悲観ムードが後退したことなどで。45.95ドル/バレル近辺で推移。

金弱含み。ドルインデックスの強含みなどで。1271.35ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。2019年5月限は11240元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。2019年3月限は383.9元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで470.9ドル(前日比0.2ドル拡大)、円建てで1668円(前日比30円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年12月27日大引け時点 いずれも先限)
4525円/g 白金 2857円/g 原油 36900円/kl
ゴム 172.3円/kg とうもろこし 22650円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「ロシアも駆け込み増産を行った国の一つ」

12月に各種機関が公表した、11月までの主要産油国の原油生産量について、米国とサウジが史上最高水準となったことに加え、OPEC、そしてロシアの原油生産量が過去最高水準を維持したことが明らかになりました。

以下のグラフは、今月11日に米エネルギー省(EIA)が短期見通し内で公表した、ロシアの原油生産量を示したものです。

長期的には(左)、ロシアの原油生産量はこの20年間で1.9倍強になっています。1998年11月時点で日量608万バレルだったロシアの原油生産量は20年後の2018年11月には日量1150万バレルとなりました。

ロシアが米国・サウジとともに世界屈指の産油国になったのもこの20年だったと言えます。

短期的には(右)、このおよそ3年間、日量1100万バレル台での生産が定着したといえます。

2017年1月の協調減産開始直前、そして2019年1月の協調減産継続直前の数カ月間、いずれも生産量を大きく増やしています。

あらかじめ生産量を増やし、減産時の削減幅を決める際の基準を上げることで、減産実施時に極力、原油生産量を減少させないようにし、かつ減産を順守していると見せかけるために行われた“駆け込み増産”の形跡と言えます。

心理的には、石油大国のロシアも減産に参加しているため需給が引き締まりやすい、という連想から、ロシアの減産への参加は原油相場の上昇要因と受け止められているようです。

しかし、実態としては数字のトリックを使った減産である色合いが濃く、期待されている程、需給が引き締まらない可能性があります。

駆け込み増産はロシアだけでなく、OPEC側のリーダー格であるサウジも行っています。

“減産実施・延長”という産油国の合意が醸し出すムードではなく、データから、減産(2019年1月から6月まで実施)の進捗を確認していく必要があると筆者は考えています。

図:ロシアの原油生産量の推移 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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