週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比6.07ドル安の46.20ドル、ブレント原油は6.29ドル安の54.64ドルとなった。

 前週末14日は中国の小売売上等の経済指標の伸び鈍化による石油需要下振れが警戒され売りが優勢な展開となった。

 先週も戻り売り優勢な展開となった。17日は欧米の経済指標が鈍化したことや米国主要株価指数が安値割れとなり世界的に景気減速懸念が高まったこと、来年から始まる減産について数量の不足や実行性に対する懸念、また、EIAが米国の掘削済みリグ数が大幅に増加したことにより翌年の米国生産拡大の可能性を指摘したことが圧迫となり続落した。

 18日は中国が米国等の圧力に対抗する姿勢を述べたことで米中貿易戦争の長期化が意識されたことや、前日EIAの米原油生産増加懸念が圧迫した様子。WTI原油が中心限月で50ドル割れを示現しテクニカルの売りなどがら下げ幅が広がった印象であった。

 19日は米EIA統計を前にショートカバーから底堅く推移した。EIA統計では原油在庫が-49万Bと減少が示されたが予想ほど減少せずクッシング州在庫が+100万Bと増加したことで事実売りとなったが前日まで売られていた分、1ドル程度は反発した格好で引けた。

 翌20日は大幅に反落した。真新しい材料はなかったが欧米主要株価指数が安値更新したことが足を引っ張り続落した。OPEC事務局長は減産割当を公表する予定とコメントし、サウジも減産幅を小幅に拡大する意向を示したものの、足元の過剰感や株価の下落もあり反応薄となった。

 週末21日も株式の下落やテクニカルな戻り売りなどから売りが先行し下落に歯止めがかからない状況である。

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