サウジの対米原油輸出削減について

原油(WTI先物)上昇。サウジが対米原油輸出を減らす報道などで。52.37ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1245.15ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。2019年5月限は11285元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。2019年1月限は423.6元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで448.9ドル(前日比1.9ドル縮小)、円建てで1608円(前日比19円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年12月14日15時頃 いずれも先限)
4516円/g 白金 2908円/g 原油 41860円/kl
ゴム 168.9円/kg とうもろこし 23870円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「サウジの対米原油輸出削減について」

サウジが米国向けの原油輸出を大幅に減少させると報道がありました。

これを受けて、昨晩の原油相場は大幅反発となりました。

ニュースのインパクトとしてはやや大きそうに見えますが実際のところ、サウジの対米原油輸出をデータでみるとどのようになっているのでしょうか?

以下のグラフは、米エネルギー省(EIA)が公表したデータから推計した、米国の原油輸入における、サウジのシェアを示したものです。

近年はおよそ10から15%程度で推移していることがわかります。

量で言えば、2018年9月時点で日量およそ98万バレルです。(全体では日量およそ758万バレルで、サウジのシェアは12.9%)

仮にサウジが米国向けの輸出を半減させたとすると、米国全体の輸入量は6%程度減少する計算になります。

報じられているとおり、米国の原油在庫の減少に寄与する可能性があります。

一方、サウジの原油輸出については、すべてが米国向けではないこと、減産で決まった生産量の削減の件とイコールにはならないこと、などの問題点に注意が必要です。

対米輸出を減少させても、例えばイランから原油を購入していた国向けなど、米国以外の国に輸出をしていれば、世界全体で見れば、供給量はさほど変わらないケースも想定されます。

継続を決めた減産の一環としての施策のようですが、それであれば、輸出量ではなく、あくまでも生産量を削減することが必要であると筆者は考えています。

図:米国の原油輸入に占めるサウジのシェア

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者推計

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