120万バレルの減産合意でも供給過剰を払拭するには、疑問

 12日のOPEC月次報告によると米国の経済制裁で11月のイラン産油高は、295.4万バレル/dayと前月から38万バレルの大幅減少となった。その分サウジが大幅増産、前月から37.7万バレル引き上げ1101.6万バレル/dayとなりイラン減産分を相殺、OPEC全体の産油量は3296.5万バレル/dayと前月とほぼ横ばい。

 2018年世界石油需要見通しを9879万バレル(前年比+150万)と据え置き、2019年世界石油需要見通しも10008万バレル(前年比+129万)と据え置いたが、2019年度の伸びは前年から鈍化する。2019年の非OPEC産油量は、米国などの増産で前年比+227万バレル増の6864万バレル/dayの見通しとなっている。逆算すると2019年のOPEC生産量は3144万バレルで十分ということになる。11月産油量より150万バレルは減らさんと供給過剰が解消されない。先週末のOPEC+非OPECの閣僚会議で合意した120万バレルの減産では不十分ということになる。世界的な景気減速懸念からさらに需要見通しが引き下げられるとさらにダブついてくる。原油価格の本格上昇はまだまだ先になりそうだ。
 

 

 

 

 

 

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事