やはり日量120万バレル削減は“駆け込み増産分の削減”だった

原油(WTI先物)下落。OPECの原油生産量の増加などで。51.22ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの反落などで。1251.20ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)上昇。19年5月限11345元近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。19年1月限420.7元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで443.1ドル(前日比0.2ドル拡大)、円建てで1588円(前日比1円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年12月13日17時頃)
4532円/g プラチナ 2944円/g 原油 41410円/kl
ゴム(RSS3号)168.5円/kg とうもろこし(15時頃)23810円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「やはり日量120万バレル削減は“駆け込み増産分の削減”だった」

12月11日(火)に米エネルギー省(EIA)が短期見通しを、翌12日(水)にOPECが月報を公表しました。

それらのデータ踏まえ、OPECと減産に参加する10カ国の非OPEC諸国、25カ国の原油生産量を推定しました。

先月11月に公表された短期見通しと月報をもとにして作成した「日量120万バレルを削減することの意味」に掲載したグラフに2018年12月公表分のデータを追記した格好です。

減産の基準となる2018年10月の原油生産量は、25カ国合計で日量およそ10万バレル下方修正されたことがわかりました。(日量5190万バレル→5070万バレル)

この修正により、継続することとなった減産における全体の削減幅である日量120万バレルを削減した、いわゆる2019年1月からの減産実施時の上限となる生産量は日量5070万バレルから日量5059万バレルとなりました。

ここで注目したいのは、修正されて日量5059万バレルとなった減産実施時の生産量の上限ですが、この水準は、引き続き、2018年5月ごろから顕著になった“駆け込み増産”の起点とほぼ同じかやや多い水準です。

つまり、2018年10月の生産量が日量10万バレル下方修正されたからといって、駆け込み増産を活用した、いわば数字のトリックを使った減産であることに変わりはない、ということです。

来月の短期見通しや月報で、減産の基準となる2018年10月の原油生産量のデータが再び修正される可能性はありますが、修正があったとしても、個人的には駆け込み増産分の削減の減産である点は変わらないと考えています。

図:減産に参加する25カ国の原油生産量(筆者推計)
  単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)およびOPECのデータをもとに筆者推計

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