第175回OPEC総会、第5回OPEC・非OPEC閣僚会議の内容

原油(WTI先物)反落。OPEC減産継続における複数の懸念などで。52.42ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1253.9ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)弱含み。19年5月限11215元近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。19年1月限428.9元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで462.3ドル(前日比0.1ドル拡大)、円建てで1649円(前日比7円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年12月10日17時頃)
4511円/g プラチナ 2862円/g 原油 42040円/kl
ゴム(RSS3号)161.5円/kg とうもろこし(15時頃)24030円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「第175回OPEC総会、第5回OPEC・非OPEC閣僚会議の内容」

日本時間12月6日(木)18時ごろ、本部があるウィーンで第175回OPEC定時総会がはじまりました。同日21時ごろ記者会見がはじまり、大方の予想に反し、結論が翌7日(金)の第5回OPEC・非OPEC閣僚会議に持越しになりました。

第5回OPEC・非OPEC閣僚会議でようやく結論が出ました。事前予想を超える規模で2019年1月から6か月間減産継続、という内容でした。

今回のOPEC総会が注目された理由は、2017年1月から始まった産油国の原油の減産が2018年12月に終了するため、2019年1月以降も減産を継続するか? 時限到来でやめるか? を決めなければならなかったためです。

OPEC総会の前日、トランプ大統領が“OPECが総会で減産継続決定せず、この半年間行ってきた増産を今後も継続することを望む、誰も高い原油価格を必要としていないし、見たくない”とツイートし、総会で減産継続を決定しないようOPEC等に釘を刺しました。

トランプ大統領はこの半年間、一貫して、原油価格の上昇やそれを誘発する策を講じようとするOPECを批判し、原油価格の下落は、世界中で減税のような効果があると主張してきました。

総会で減産体制は、世界の原油生産の40%強を占めるOPECが10月の高値からおよそ30%下落した原油価格を支えるために減産を継続するのか? あるいは、原油価格の下落を望むトランプ大統領の意向を酌むのか? それはつまり、サウジを筆頭とするOPEC等が、(自国を含めた)産油国を優先するのか? トランプ大統領を優先するのか?という選択を迫られたわけです。

以下は、総会で決まった内容をまとめたものです。結論は“減産継続”であり、原油価格の上昇を是とする産油国に寄り添う、それを否定し続けてきたトランプ大統領の意に反する決断といえます。

今後のトランプ大統領の動向に注目が集まります。

図:第175回OPEC総会、第5回OPEC・非OPEC閣僚会議の内容
 

出所:OPECおよび各種メディアの情報をもとに筆者作成

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