原油価格25ドル!?トランプ大統領のツイートを読み解く

原油(WTI先物)反落。トランプ大統領が、OPECの減産継続をけん制するツイートをしたことなどで。52.38ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの反落などで。1245.25ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。2019年5月限は11240元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。2019年1月限は425.8元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで444.6ドル(前日比3.2ドル拡大)、円建てで1591円(前日比4円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年12月6日11時30分頃 いずれも先限)
4486円/g 白金 2895円/g 原油 42000円/kl
ゴム 164.1円/kg とうもろこし 24260円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「原油価格25ドル!?トランプ大統領のツイートを読み解く」

OPEC総会の日となりました。スケジュールは以前の「第175回OPEC定時総会のスケジュールを確認」で書いたとおりです。

本日もトランプ大統領は、OPECに対し生産量を増加させるこれまでの方針を継続することが望まれる、誰も高い原油価格は見たくないし必要としていない、とツイートで減産継続をけん制しました。

そもそもトランプ大統領がOPECをけん制する動機は一体何なのでしょうか?

原油価格を下げて、世界中の石油を消費する一般人の支持を得るためという動機だけではないと筆者は考えています。

以下の資料は、トランプ氏が原油価格が100ドル近辺を維持していた2012年9月19日にしたツイートです。

トランプ氏が大統領選挙に立候補するため、共和党の予備選に立候補したものの、断念した数カ月後のことです。

訳を補足すれば、歴史的に石油産業を国の重要な産業としてきた米国において、政府が十分に米国国民にインセンティブを与えて石油を掘削させれば、石油産業において高い意識と技術を持ち、さらにそれらを高めてゆくアイデンティティを持つ米国国民は、技術革新などによりその採算コストを25ドルまで引き下げるだろう。

そして、米国は再び石油で潤うだろう。その時、誰がOPECを必要とするのだろうか、いや必要とする国などないだろう、と解釈できると筆者は考えています。

米国はこういう国で国民にはこういうアイデンティティがある、米国こそが石油の国であり、石油産業を世界で初めて商業化し、サウジよりもロシアよりも多くの原油を生産して潤ったのが米国なのだ、というトランプ氏の想いが表れているメッセージと言えます。

OPEC総会で、仮にOPECが減産終了を決定すれば、OPECがトランプ大統領の原油高批判を受け入れたことになり、トランプ大統領が描く、米国が再び名実ともに世界の石油大国に返り咲くシナリオが現実的になるかもしれません。

図:2012年9月19日のトランプ氏の原油に関するツイート
 

 
出所:ツイッターの情報をもとに筆者作成

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