米国の原油確認埋蔵量が歴史的水準まで増加

原油(WTI先物)横ばい。原油関連で要人が会談するとみられるG20を前に様子見ムードが強まったことなどで。51.44ドル/バレル近辺で推移。

金横ばい。ドルインデックスが小動きだったことなどで。1230.2ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)横ばい。19年1月限10920元近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。19年1月限419.1元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで414.2ドル(前日比5.3ドル拡大)、円建てで1493円(前日比52円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年11月30日14時ごろ)
4453円/g プラチナ 2960円/g 原油 41420円/kl
ゴム(RSS3号)159.7円/kg とうもろこし 24010円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米国の原油確認埋蔵量が歴史的水準まで増加」

昨日、米エネルギー省(EIA)は、米国内の原油の確認埋蔵量を公表しました。

原油の2017年の確認埋蔵量は、1970年につけた390億バレルを超え、392億バレルとなったとされています。

一般的に確認埋蔵量は、推定埋蔵量、予想埋蔵量とともに(回収の確実性の順)、その資源の現在価値で技術的・経済的に掘り出すことができる埋蔵総量から生産量を引いた“可採埋蔵量”を構成する一つと言われます。

その時の原油価格で技術的・経済的に回収できる量であるため、原油価格が上昇すれば確認埋蔵量は増加する傾向があります。(逆もしかり)

その意味では、2017年の米国の原油確認埋蔵量が歴史的水準に到達したのは、原油価格の上昇が一因となったと言えそうです。

特に、シェール主要地区の中で最も原油生産量が多い、主にテキサス州、ニューメキシコ州にまたがるパーミアン地区の原油確認埋蔵量は2016年から2017年にかけておよそ1.6倍(49億バレル→83億バレル)になっています。(2017年のパーミアン地区の原油確認埋蔵量は全米のおよそ21%)

ただ、米国全体の原油確認埋蔵量が2010年頃から急増しはじめたことを考えれば、やはり“シェール革命”の影響が大きいと言えそうです。

“技術革新”が原油確認埋蔵量を増やした主因だと言えそうです。もちろん、その技術革新も原油価格の上昇が追い風となった面もあると思います。

しかし、2014年半ばから2016年初頭に起きた逆オイルショックのころ、むしろ原油価格の急落・低迷でも生産を継続するために技術革新が進んだことを考えれば、原油価格の上昇以上に、米国国内の石油業者において技術革新が飛躍的に進んだことが米国の原油確認埋蔵量の増加に大きく貢献したと言えるでしょう。

記録的な水準まで増加した米国の原油確認埋蔵量、そしてその増加の背景を考えた時、改めて、米国は石油の国なのだと実感させられました。

図:米国の原油確認埋蔵量の推移 単位:10億バレル

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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