歴史的水準に達した“米石油製品輸出量”

原油(WTI先物)反落。米原油在庫の増加などで。50.59ドル/バレル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの下落などで。1232.6ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。19年1月限10870元近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。19年1月限409.5元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで400.8ドル(前日比2.7ドル縮小)、円建てで1444円(前日比3円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年11月29日17時ごろ)
4455円/g プラチナ 3011円/g 原油 40750円/kl
ゴム(RSS3号)158.3円/kg とうもろこし 24360円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「歴史的水準に達した“米石油製品輸出量”」

昨日(2018年11月28日)、米エネルギー省(EIA)は、週間石油統計を公表しました。

11月23日時点の、米国内の原油や石油製品の生産量、消費量、在庫、輸出量、輸入量などのデータが収録されています。

この中で、石油製品の輸出量と輸入量に着目しました。以下の図は“米国の石油製品のネット輸出量”を示したものです。

石油製品の輸出量から輸入量を差し引いた、ネット(正味)の輸出量です。

2018年11月23日時点で、日量443万8000バレルのネット輸出(輸出超過)となりました。

統計で確認できた1991年2月8日以降、最も大きい値だったことがわかりました。

1990年代から2000年代前半、米国は石油製品の輸入国でしたが、2005年から06年ごろより徐々に輸入量が減少し、2010年ごろから輸出国に転じました。

輸出国に転じて以降、その量は年々増加傾向にあります。

2010年ごろから輸出国に転じたのは、シェール革命が起きたタイミングとほぼ一致することから、米国内の原油生産量の増加→生産量の一部を米国内で精製して石油製品にして輸出する量が増加、という流れが発生して、加速したと考えられます。

2005年から06年ごろに輸入量が減少しはじめましたが、これは米国のエネルギー政策の中で、脱中東が具体的に進んだことが一因とみられます。

このような経緯があり、米国は石油製品の輸出国としてその存在感を年々高めてきています。

米国は原油生産量においてすでに世界屈指の水準ですが、石油製品の輸出量という点でも注目することが必要だと思います。

図:米国の石油製品のネット輸出量 単位:千バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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