原油相場を俯瞰すると大局的なトレンドは下向き

 乱高下となっている原油相場は、今後どうなるのだろうか? いまの下げがまだ続くのか、逆に下げが一服して上昇に転じるのか、その判断は難しい。別な観点では、世界的な原油の需要と供給のバランスの崩れが短期的に終わるのか、あるいは長期的・構造的なものとなるのかの部分についても見方が難しいところである。

 足もとの相場は、2016年2月の安値26.05ドルを起点として、典型的な逆三尊が形成されたことで底打ちが完了し、その後は適度な押し目を形成しながらも上昇トレンドを形成した。10月3日には一時76.9ドルまで上げ、安値から3倍の値位置に達した。ところが、この高値から今に至るまで相場は急反落となり11月26日に50.1ドルまで下げ、この間に下げた値幅は26.8ドルに達した。これは2016年2月の26.05ドルの安値から76.9ドルまで上げた値幅の50.85ドルに対しほぼ半値押しである。

 この下げが大勢波動の中で上げ過ぎの修正であるのか、あるいは本来の下げ相場に戻る動きなのか議論が分かれるところであるが、大局的なトレンドを俯瞰すると大勢は下向きで、一定の水準まで上昇すると売られやすい「戻り売り基調」になっていると考えられる。

 それは次の頁に掲載された図(WTI原油の月足チャート)により解説することができる。
 

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