原油の弱基調はまだ続く

 世界的な原油の供給過剰は11月にさらに拡大することになりそうだ。

 7日に米EIAが発表した週間石油在庫統計で、米国の原油生産は過去最高の日量1160万バレルに達している。その前日に米EIAが発表した月報において、日量1200万バレルに達するのは2019年第2四半期と指摘していたが、年内中の日量1200万バレルの可能性が高まっている。ちなみに、今回は40万バレルの増加だったが、次週も同じ増加幅となれば、日量1200万バレルちょうどとなる。

 月報では2019年の米国の原油生産の平均は日量で1206万バレルとなっているが、次回の月報ではさらに引き上げられることになるだろう。今回の月報で、前月の102万バレル増から116万バレル増に引き上げられたばかりである。2018年分も139万バレル増から155万バレル増に引き上げられており、20108年の増加幅も上方修正されると、2019年の原油生産は大幅増加の可能性も秘めている。

 月報ではロシアの原油生産も指摘しており、10月は日量1141万バレルで、9月の日量1136万バレルを上回り、過去30年で最も高い水準に達したとしている。サウジも生産目標を日量1070万バレルから日量1100万バレルに引き上げている。

 こうした状況の下、海外原油の急落は実勢悪から当然であり、一段安も警戒すべきである。その一段安の要因として、13日のOPEC月報、14日のIEA月報が挙げられる。

 前者ではOPECの増産、後者では世界の石油需要鈍化が改めて示される可能性もあり、それを受けての一段安も留意すべきである。
 

 

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