足元の供給過剰拡大は将来の供給不足への布石!?

原油(WTI先物)反発。米中間選挙後の株価指数の上昇などで。62.17ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの反落などで。1234.7ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)上昇。19年1月限11320元近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。18年12月限498.6元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで354.2ドル(前日比0.6ドル縮小)、円建てで1295円(前日比1円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(2018年11月7日18時ごろ)
4464円/g プラチナ 3169円/g 原油 49420円/kl
ゴム(RSS3号)159.3円/kg とうもろこし 25000円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「足元の供給過剰拡大は将来の供給不足への布石!?」

11月5日(火)、米エネルギー省は月次の短期見通し(STEO)を公表しました。

米国内外の原油・石油製品の需給、価格などに関するデータが収録されており、その中の世界全体の石油供給量と石油消費量を用いて、世界の石油需給バランスを計算しました。

世界の石油需給バランス = 世界の石油供給量 - 世界の石油消費量 と計算しています。

以下のグラフのとおり、世界全体の石油需給バランスは、2か月連続で供給過剰になったことがわかります。

具体的には、2018年9月は日量86万バレル、9月は拡大して同196万バレルの供給過剰です。

11月5日のイランの石油制裁再開に向けて、この数か月間、同国の原油生産量が減少してきましたが、同時にこの間、サウジやUAE、イラクの原油生産量がイランの減少分を大きく超えたため、需給バランスは供給過剰に傾きました。

イランの石油制裁再開について、中国、インド、日本などの主要輸入国においてイラン産原油の輸入が180日間、停止免除(輸入可能)になる見通しとなったことで、今後、供給過剰が拡大する可能性があります。

ただ、6月以降のOPEC主要国の増産は(ロシアも増産中)、来年1月以降も減産に準ずる体制を敷くための“駆け込み増産”である可能性があります。

駆け込み増産が行われているとすれば、来年1月以降、供給をいたずらに増やさない、ヤミ増産などない、安定した産油国の体制ができることが予想されます。

足元は供給過剰ではあるものの、それが将来の供給不足への布石である可能性があることを念頭に置く必要があると筆者は考えています。

図:世界の石油需給バランス 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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