原油は大幅安へ、世界的な原油の供給過剰懸念で

 世界的な原油の供給過剰を警戒して海外原油は連日の大幅安を演じている。NY株式市場が連騰しているものの、その中での急落だけに、石油市場の取り巻く環境がかなり悪化している証拠でもある。

 ロイター通信は月末に10月のOPEC産油量を明らかにしている。その産油量は39万バレル増の日量3331万バレルで、産油量の水準は2016年10月以来の高い水準である。また、9月の増加幅は18万バレルだったことを踏まえると、10月は2倍以上も急増したことになる。

 主な産油国の原油生産は、サウジが12万バレル増の日量1065万バレル、イラクは3万バレル増の日量465万バレル、UAEが20万バレル増の日量325万バレル、リビアが17万バレル増の日量122万バレル、ナイジェリアが3万バレル増の日量188万バレル。一方、イランは10万バレル減の335万バレル、ベネズエラは7万バレル減の118万バレル。

 サウジは日量1070万バレルを目標にした増産を実施しているが、先日、ファタハ・エネルギー相は日量1100万バレルに水準を引き上げる意向を示しており、さらなる増産も期待されている。

 米EIAの在庫統計で、米国の原油生産が大幅増加しており、原油在庫の一段の増加要因になっていたが、戦略備蓄在庫の放出が続いているだけに、今後とも原油在庫の増加が見込まれている。
 

 

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