値上がりが続いたガソリン価格はこれから値下がりに転じる

 ガソリン価格の値上がりがこの2カ月続いているため、新聞やテレビなどのメディアでニュースで取り上げられる機会が増えている。資源エネルギー庁(エネ庁)が発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、10月29日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格(販売価格)は159.6円。この前の週まで8週連続で値上がりしていたが、9週目にしてようやく値下がりに転じた。

 実際に消費者が購入価格はこのエネ庁の価格よりも安く、ガソリン「e燃費」によると10月31日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は1リットル当り153.5円となっている。東京の平均は151.03円でエネ庁の価格より8円以上も低い水準である。

 ガソリン価格の値上がりは10月一杯でほぼピークを迎え、11月に入ってからは値下がりに転じることは確実である。ガソリン価格の指標である東京商品取引所のガソリン先物相場が高値から下落に転じているためだ。このガソリン先物の中心限月2019年5月限は、10月31日時点で一時6万3600円まで下落し、10月4日の直近高値7万3970円から1万を超える大幅下落に至っており、その下落率は14%である。

 このように10月末時点のガソリン価格は高値のピークであると考えられ、前述のエネ庁の全国平均価格から理論的には14%下がることになるため、今の水準から22円~23円値下がりする計算。このため理論値としては1リットル当り138~139円まで値下がりすることになりそうだ。この結果、国内のガソリン価格は今年夏場の8月下旬から値上がりが顕著となっていたが、その値上がり前の水準まで逆戻りすることが予想される。

 また今後のガソリン価格の値下がりの期間は、今の先物相場の推移から推して、少なくとも11月一杯までは継続する見込みである。
 

 

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