週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比2.38ドル安の66.62ドル、ブレント原油は3.37ドル安の76.37ドルとなった。

 前週末の海外原油は、中国国家統計局が発表した9月の原油処理量が過去最高水準だったとの報が好感され上昇した。また、対ユーロでのドル安も買いを誘った。

 先週は株式市場が急落したことで原油も調整安となったが、週後半には自律反発する形で下げ幅を縮小する動きとなった。週明けはサウジのファリハエネルギー相が原油の禁輸を行う意図はないと改めて表明したうえで増産することを改めて表明したことが売りを誘った。ただし、押し目では買われるとイラン制裁への警戒感もあり引けにかけてはプラスサイドへと切り返す動きとなった。翌23日は主要な株価指数が下落したことや、ドル高が圧迫材料となりWTIベースで一時3ドル近い急落となった。また、サウジエネルギー増が必要があれば増産すると繰り返したことも相場の重しとなった。週半ばにかけては前日下落した反動や、EIA在庫統計で原油在庫は予想以上に増加していたものの、製品在庫が予想以上に減少していたことが好感され上昇した。週末にかけても株安が一服したことや、サウジのOPEC理事が10-12月期にかけて石油市場は供給過剰となりつつあり、必要に応じて生産を調整するとの認識を示したことも支援要因となった。

 今週の原油相場は引き続き株式市場の動きをにらんだ神経質な展開が想定されるが、上値重い展開が続くと思われる。ダウ平均株価のチャートを見ると前回安値の24200ドルくらいまでの下落が想定されるところであり、原油でもWTIベースで前回安値の65ドル付近までの下落は想定しておきたい。ただし、イラン制裁への懸念や生産調整を検討するとのOPEC理事の発言もあったことから、安値を付けた後の押し目は長期的には良い買い場となりそうであり、下に突き抜けた場面では逆張りも検討したいところだ。
 

 

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